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FDEと客先常駐は何が違うのか

2024年7月にLayerXが募集を始めてから「FDE(Forward Deployed Engineer)」を掲げる会社が国内でも出てきています。客先に入り込み、課題の特定から実装と定着までを担うエンジニアのことです。一方で「客先常駐のSES(エンジニアの作業時間を提供するサービス)と何が違うのか」という疑問もよく聞かれます。

契約の形では区別できません。どちらも準委任(作業に対して払う契約で、完成を約束する請負とは別のもの)が中心で、どちらも客先に常駐することがあります。よくある役割の置き方を比べると、違いは次の3つに出ます。どちらも会社によって幅があります。

項目客先常駐(SES)FDE
仕事の始まり方仕様や担当する工程が先に決まっていることが多い何を解くべきかを決めるところから入ることを掲げる
何で測られるか稼働した時間と提供したスキル現場で解けた課題
成果がどこに残るか顧客の手元顧客の手元と提供元の製品の両方

3つめはPalantir型のFDEに見られる特徴です。FDEは米国のPalantirが自社の職種として掲げてきたもので、自社製品を持って客先に入り、現場で得たものを製品に戻します。製品を持たない会社の場合、FDEという名前でも働き方は客先常駐と変わらないことがあります。名前だけでは見分けられません。

これは提供元の事業の形の話です。発注する側の成果に直接効くのは最初の2つです。決まった仕様を受け取って始めるのか、何を作らないかまで一緒に決めるのか。時間で請求するのか、課題が解けたかどうかで振り返るのか。

日経コンピュータの調査(2018年)では、納期・費用・満足度の3つをすべて満たしたシステム開発は約半数でした。同誌の調査で満足度を落とした理由として最も多く挙がったのは「要件定義が不十分」です。つまり「何を作るか」を決める段階です。誰がその段階に責任を持つのかを契約の前に確かめることをおすすめします。

出典

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